ぐうたらナースの不妊治療日誌

アラサー看護師が、働きながら取り組む不妊治療を面白おかしく書いてます(時々旦那も)。その後ぐうたら主婦へ。

1つだけ、ご報告です。不妊治療の終わり。

すごくすごくお久しぶりです。

 

不妊治療、その中でも高度生殖医療(顕微授精)で妊娠した私たち。すっごくうれしくて。でも、妊娠して不妊治療の病院から産院に移っても、はっきり言って不妊治療が終わったという感じはしませんでした。

 

不安、不安、不安。

 

まあこれは、不妊治療云々は関係なく、妊婦さんならそうなのかもしれませんが。胎動が無い時期はただただ不安。胎動を感じ始めてからも、今日は少ないかもしれないと不安。妊婦健診のたびに、何か異常は無いだろうかと不安が大でした。

 

 

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その時

しかし、心配をよそに私の妊婦生活はすこぶる順調に経過しました。腹痛も張りもほとんどなし、出血もなし、発育の経過も平均のど真ん中をいっていました。

 

そして、

 

予定日3日前のおしるし→前駆陣痛→本陣痛→破水

回旋異常で分娩台で4時間以上ねばり、やっとその時を迎えました。

 

 

助産師さんに

「はいー、でましたよー!」

と、言われ、疲労困憊の中で目に入ったものは、まだへその緒につながれた状態で助産師さんに持ち上げられていました。

 

瞬時に

「泣く?泣く?」

と、言った私。

 

助産師さんが背中をぽんぽんとたたくと、一瞬の間がありそれは聞こえました。

 

んぎゃー、んぎゃー、んぎゃー!!

 

と、赤ちゃんの泣き声。

おめでとうございますの言葉。

 

ほっと、しました。

 

・・・あぁ・・・、やっと・・・終わった。

 

 

きっと、一生忘れないと思います。

 

この時、この瞬間に、長い長い不妊治療が終わったと感じました。

 

もうずっと前に妊娠していたのに、今そう感じるのは変かもしれませんが。

 

3年半以上の治療、その後10か月の妊娠期間。

これ以上ないほどの安堵感でした。

 

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産んだ後

立ち会ってくれた旦那さんは私より号泣。笑

 

そしてカンガルーケアをしたり、写真をとったり喜びを分かち合い、私の身体も整えてもらうと、そのまま分娩台の上で休む時間がありました。

 

助産師さんに、

「このまま少し休んで下さいね、また様子を見に来ますね。」

そう言われ体に毛布をかけてもらいました。前駆陣痛で2日間あまり眠れていなかった私は、毛布の暖かさと気持ちよさで一気に眠り、これ以上深い眠りは無いんじゃないかというほど爆睡。分娩台ってそんなに寝心地は良くないと思いますが、微動だにせず爆睡しました。

 

2時間ほどで目が覚めると、部屋には誰もおらず、一瞬よく分かりませんでした。

 

 

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ここは・・・。

今、何時なんだろう・・・。

旦那は何処へ・・・?

 

ぼやーっとしながら考え、あぁ、そういえば出産したんだ、と。

痛いところも無く、実感はあまりなし。

 

でも、なんだか、不思議な安堵と満たされた感じがありました。

 

この感じを楽しもうと思いました。

ここからはきっと、眠れない日が続くと思うから(^.^)

 

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その後

子供を育てるって大変です。

一回だけ、夜なかなか寝ない子にその先の不安を感じて涙がぽろっと出たことがありました。

 

でもでも、こんな事言ったら嫌な感じするかもしれないですけど、不妊治療の方が数百倍大変で、辛かった(*^_^*

 

今は大変ですけど、辛くはないんです。

小さなことに、嬉しいなとこころから思います。

 

有難いなあと思います。

 

そしてこれからに、わくわくしてます。

 

そんな感じ。

 

母になった実感は今でもありません。たぶんずっと無いのかも笑。でも、母親とか父親とか関係なく、この子と一緒に生活できることが楽しいのかなあと思います。一緒に成長できたら嬉しいですね(*^^)v

 

ちなみに、今の私に育児ブログなんてものを書く余裕は全くありません。

私自身、他人の育児の様子なんて別に知りたいと思わないので。笑